自動車の設計・開発エンジニア
自動車製造における設計・開発、実験をおこなう自動車の設計・開発エンジニア。ここでは、自動車の設計・開発エンジニアの仕事内容や年収を紹介しています。
自動車の設計・開発エンジニアの仕事内容
どのような部品を使い自動車をつくるかなどを設計
自動車は、製品企画(コンセプト段階)、実現性の検討(初期検討)、3Dモデル、図面の作成(設計)、試作、テストを経て、ようやく完成します。これら一連のプロセスの中で、自動車の設計・開発エンジニアは、製品企画にあわせてどのような部品を使い自動車をつくるか、使用材料やコスト、耐久性などのバランスを考慮しながら設計を行います。
自動車はガソリン車で3万点、電気自動車で2万点の部品(※)からできていると言われるほど、たくさんの部品を要します。設計・開発エンジニアの業務は、自動車の内部構造や外版、エンジン、駆動系など多岐に渡ります。
構造設計(車のボディやフレームなど動きのないものを設計)
構造設計では、製品の強度計算や空気抵抗などを考慮して設計していく必要があります。
機構設計(モーターなど駆動部の動きのあるものを設計)
機構設計では、軸にかかる荷重計算や摩擦によって生じる発熱量の計算をしていく必要があります。
この他、さらに、量産化への工夫や大量生産における製造手法が盛り込まれます。その後、試作車を作り品質や性能を細部まで入念にチェック。全行程に問題がないことがわかれば、いよいよ製造となります。
自動車の設計・開発エンジニアの年収
日本の平均年収と比べると、自動車の設計・開発エンジニアの年収はやや高い傾向
「求人ボックス給料ナビ」が公開している自動車開発の仕事の年収・時給・給料では、正社員の平均年収は493万円といった結果が出ています。月給では41万円、初任給は21万円程度が相場のようです。
※1参照元:求人ボックス給料ナビ(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/自動車開発の年収・時給)
自動車業界は今後どうなる?設計・開発エンジニアの将来性は?
自動車業界で重要視されている「CASE」
今後、自動車エンジニアとして働いていく中で無視できないのが「CASE」です。「Connected(接続性)」「Autonomous(自動化)」「Shared & Services(共有化)」「Electric(電動化)」の4つの単語からなるCASEは、メルセデス・ベンツで有名なドイツの自動車メーカー「ダイムラー」が打ちだした経営戦略であり、今後の自動車の在り方を表しています。
- Connected…自動車のIoT化。常時ネットに接続することで最新の道路状況を取得し、トラブル時にはサポートセンターなどと自動通信します。コネクテッドカーとも呼ばれます。
- Autonomous…自動車に搭載したAIが運転。完全運転自動化となるレベル5への技術開発が進められています。
- Shared & Services…カーシェアリングなどのシェアビジネス。
- Electric…自動車を電動化した電気自動車(EV)。環境に優しく静音性・ランニングコストに優れています。
CASEからもわかる通り自動車業界は大きな変革期を迎えており、高機能化や次世代の新しいツールの開発において、ますます高度な技術が求められていくでしょう。日本ではトヨタがCASEを推進しており、すでに一部が商品化もされています。
自動車の設計・開発エンジニアは需要は高いのですが必要とされる知識やスキルが高度なため、人材の供給が追い付いていないのが現状です。
実務未経験から自動車の設計・開発エンジニアに転職する方法
実務未経験者が大手自動車メーカーの設計・開発エンジニアとして採用されるのは難しいかもしれませんが、必ずしも実務経験がないと自動車の設計・開発エンジニアになれないというわけではありません。
実務経験がない方は、派遣エンジニアという働き方がおすすめ
実務経験がない方は、アウトソーシング企業へ就職し、派遣エンジニアという働き方から始めるのがおすすめです。
自動車メーカーでは自動車の設計・開発エンジニアの人材不足をカバーする為に派遣会社を利用していることが少なくありません。派遣エンジニアとして自動車関連会社で働く事で経験・スキルを積むことができ、さらなるキャリアアップも狙うことができます。
派遣と言うと、登録型派遣を思い浮かべる方も多いと思いますが、派遣の働き方は「登録型」と「常用型」に分けられます。2つの違いについて説明します。
登録型派遣の場合
派遣会社に登録しているスタッフ(労働者)が希望にあった派遣先を選び、その派遣先で働くときだけ派遣元と「雇用契約」を結ぶ派遣の形態です。具体的には、仕事をするときのみ雇用契約が発生し、派遣先での仕事が終了すれば、派遣元との雇用契約も終了します。
常用型派遣の場合
アウトソーシング企業に正社員として雇用され、契約先の企業に派遣されます。そのため派遣先との契約に左右されず、雇用が安定。様々な業界で働きながら経験を積むことができます。

当メディアのスポンサーであるマイナビEdgeなら、常用型派遣のエンジニアとして働くことが可能。設計・開発を専門に担当しているアウトソーシング企業であるマイナビEdgeでは、モノづくりの上流工程である設計・開発に携わることが可能です。
マイナビEdgeで携わることができる上流工程
自動車開発は完成車メーカーと多数の部品メーカーが協力して行っています。自動車を構成するパーツは、車体系(ボデー・ドア・バンパー等)、内外装系(ヘッドランプ・ミラー・シート・フロアマット等)、動力系(エンジン・ブレーキ・トランスミッション・サスペンション等)、電装系(ワイヤーハーネス等)等多岐に渡り、それぞれの部品メーカーが設計開発を行っています。
必要な知識
設計開発の基本となる「製図」「機械要素」そして、四力学です。形状検討の上で必要な「材料力学」と「機械力学」は製品の材質・衝撃・動作に関する強度、「流体力学」は水や空気などの抵抗、「熱力学」は熱に対する強度を考える上で必要となります。
設計
製品のコンセプト、性能要求、形状、素材、構造、機能性などを考慮し、最適な設計を行います。 CADを使用し各パーツのモデリングや組立図の作成を行います。使用するCADは3Dがメインで「CATIA」「NX」等のソフトがあります。
解析
図面段階で性能予測・改善を行うことにより、開発工程期間の短縮・コスト削減が可能となります。 空気から受ける力や操縦安定性、衝突安全性、強度、振動、剛性、騒音などをコンピューター上で専用ソフトを使用しシミュレーションします。
実験・評価
各パーツの実験・評価を行います。 完成車メーカーでは、実験用車両を用いて、悪路走行を想定した「ベンチ耐久試験」や、テストコースでの「実車走行試験」などを実施することもあります。
マイナビEdgeなら、こんな企業で設計・開発職として働けるチャンスがあります
トヨタ自動車(株) 日産自動車(株) 本田技研工業(株) ダイハツ工業(株) いすゞ自動車(株) 日野自動車(株) (株)SUBARU トヨタ車体(株) など
同じ自動車業界で様々な経験を積むことができる派遣エンジニアは、その道のスペシャリストになることが可能です。自動車業界と言っても完成車メーカーから部品メーカーまで多種多様です。それぞれのメーカーで扱っている業務・製品、持っている技術・ノウハウも様々です。それらのメーカーを渡り歩くことで、自動車に関して総合的な知識・スキルを身に付け、市場価値の高いエンジニアとして活躍できるようになります。また、一つの部品を突き詰め、その部品のスペシャリストとして活躍する道もあります。
- 実務経験がなくても、派遣エンジニアという働き方であれば望む職域の仕事に挑戦することができる!
実務経験がなくても、派遣エンジニアという働き方であれば、望む職域の仕事に挑戦することができ、着実にスキルを積んでいけるでしょう。明確なキャリアビジョンが定まっていなくても、派遣エンジニアという働き方で様々な業界を経験してから将来を決めてみるのも一つの方法です。派遣エンジニアという働き方を通じて、自分の強みや得意分野を見つけ出し、目指したいキャリアを築いてみてはいかがでしょうか。
「自動車の設計・開発エンジニア」を目指すなら、マイナビEdge
「Edge=強み」を増やすことをコンセプトに、機械・電気・電子、情報系の設計開発に特化したマイナビグループの技術系アウトソーシング企業。一人ひとりに合わせたキャリアアッププログラムや独自研修制度で、各分野における設計・開発・実験・分析などモノづくりの上流工程で活躍できるプロフェッショナルを育成しています。一つの業界を極めるスペシャリスト、様々な業界のスキルを身に付けるゼネラリスト、選べるキャリアプランは様々です。主な派遣先には大手メーカーが多く就労環境もしっかりしているなど、エンジニアとして活躍できる環境が用意されています。
Zenken株式会社
当メディアでは「機械設計エンジニア」という職業に注目!「実務未経験から機械設計エンジニアになるための方法」をはじめ、各業界の機械設計・開発のお仕事の魅力を発信しています。なお、このページはZenken株式会社、メカメディ編集チームが調査し、まとめています。
