半導体製造装置の設計・開発エンジニア
テレビやパソコン、スマートフォンなど様々なところで部品として組み込まれている半導体。その半導体の製造で欠かせないのが半導体製造装置です。ここでは、半導体を製造するために用いられる半導体製造装置の設計・開発エンジニアの仕事内容や年収を紹介しています。
半導体製造装置の設計・開発エンジニアの仕事内容
CADを使用し、図面の作成・レイアウト検討などを行う
半導体製造装置の設計・開発エンジニアの主な仕事内容は、CADを使用した機械設計図面の作成や装置のレイアウト検討、筐体の機械強度解析、搬送アームの製品化設計、流体解析等があります。なお、完成した装置の評価を行うケースもあります。
半導体の製造工程はとても複雑で数多くの工程があり、それぞれの工程で必要な装置を総称して「半導体製造装置」と呼んでいます。この半導体製造装置は大きく以下に分類できます。
- 半導体設計用装置やマスク製造用装置
- ウェーハ製造用装置
- ウェーハプロセス用処理装置
- 組立用装置
- 検査用装置
- 半導体製造装置用関連装置
半導体製造装置の設計・開発エンジニアの年収
年収1000万以上、高い給料を支払う企業も
「求人ボックス給料ナビ」が公開している半導体製造装置の仕事の年収・時給・給料では、正社員の平均年収549万円(※1)といった結果が出ています。ただ、こちらで紹介しているのは半導体製造装置の設計・開発エンジニアの給与ではなく、あくまでも半導体製造装置の仕事の年収になります。
※1参照元:求人ボックス給料ナビ(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/半導体製造装置の仕事-東京都 )
なお、半導体製造装置で高いシェアを誇る(※2)、2023年の東京エレクトロンの平均年収は約1,398万円。(※3)ディスコのメカエンジニア、半導体製造装置(ダイシングソー・グラインダ・ポリッシャなど)の機械設計業務の給与は、800万円〜1500万円(※4)でした。
※2参照元:THE OWNER(https://the-owner.jp/archives/9330#:~:text=接している。-,3位:東京エレクトロン,されている企業だ。)
半導体製造装置は今後どうなる?設計・開発エンジニアの将来性は?
半導体製造装置の市場規模は右肩上がりに成長
日本の半導体製造装置が世界に占めるシェア率は31%で、アメリカの35%に次いで2位を獲得(※2021年度)。半導体製造装置は、日本が世界に誇る産業と言えます。なお、代表する半導体製造装置メーカーには、東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREEN、ニコン、キヤノン、ディスコなどがあります。
また、日本の半導体製造装置メーカーは、欧米の半導体製造装置メーカーに対して、非成膜系のプロセスに強みを持つという特徴があり、東京エレクトロンはコーター&デベロッパー(塗布&現像装置)、SCREENは洗浄装置という特定のプロセスで高いシェアを誇っています。そういった背景もあり、半導体製造装置エンジニアは、全体的に人手不足で売り手市場。ますます半導体製造装置の設計・開発エンジニアとして、活躍できる場所が増えていくでしょう。
参照元:東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/716871)
実務未経験から半導体製造装置の設計・開発エンジニアに転職する方法
半導体業界におけるエンジニアの一般的な就職先候補は、大きく2つあります。
- 半導体をつくる半導体メーカー
- 半導体製造装置をつくる半導体製造装置メーカー
実務未経験からの就職先候補として、知って欲しいのがアウトソーシング企業です。
スキルに自信が無くても大丈夫!
派遣エンジニアという働き方で経験・スキルを積む
実務経験がないと採用されないのでは?ブランクがあると難しいのでは?と思っている方におすすめしたいのが、アウトソーシング企業へ就職し、派遣エンジニアとして活躍する働き方。
派遣は大きく分けて「登録型派遣」「常用型派遣」の2つ
派遣と言うと、登録型派遣を思い浮かべる方も多いと思いますが、派遣の働き方は「登録型」と「常用型」に分けられます。2つの違いについて説明します。
- 登録型派遣の場合
派遣会社に登録しているスタッフ(労働者)が希望にあった派遣先を選び、その派遣先で働くときだけ派遣元と「雇用契約」を結ぶ派遣の形態です。具体的には、仕事をするときのみ雇用契約が発生し、派遣先での仕事が終了すれば、派遣元との雇用契約も終了します。
- 常用型派遣の場合
アウトソーシング企業に正社員として雇用され、契約先の企業に派遣されます。そのため派遣先との契約に左右されず、雇用が安定。様々な業界で働きながら経験を積むことができます。
- 実務経験がなくても、派遣エンジニアという働き方であれば望む職域の仕事に挑戦することができる!
実務経験がなくても、派遣エンジニアという働き方であれば、望む職域の仕事に挑戦することができ、着実にスキルを積んでいけるでしょう。明確なキャリアビジョンが定まっていなくても、派遣エンジニアという働き方で様々な業界を経験してから将来を決めてみるのも一つの方法です。派遣エンジニアという働き方を通じて、自分の強みや得意分野を見つけ出し、目指したいキャリアを築いてみてはいかがでしょうか。
Zenken株式会社
当メディアでは「機械設計エンジニア」という職業に注目!「実務未経験から機械設計エンジニアになるための方法」をはじめ、各業界の機械設計・開発のお仕事の魅力を発信しています。なお、このページはZenken株式会社、メカメディ編集チームが調査し、まとめています。
